THREEと香りの距離感

私たちはTHREEを始めるときに、「アロマセラピーをもっと気楽に、ポップに」というイメージを共有しました。無印良品さんでもアロマオイルやディフューザーが販売されるようになったとき、「あれは本物じゃない」と憤るセラピストも少なくなかったけれど、アロマセラピーが日本で一般の家庭で身近なものになるという意味で大きなステップ!と思いました。


私は「これから仕事なのに頭がものすごく痛い」という人には、ラベンダー精油ではなく、鎮痛剤をあげます。そのあと、もし香りが嫌いじゃなかったら試してみてと小さなラベンダーのバームを渡します。(ラベンダーだと教えずに香りだけ嗅いでもらうと意外とこの香り好きじゃないっていう人、多いです、面白い)


アロマセラピーの業界は、勉強を進めるほどに、やっぱりちょっと特殊です。スピリチュアルに結びつけたがる人も多いし、「精油を飲むといい」なんて人もいます(絶対だめ)。私自身「アロマセラピストです」と自己紹介するとちょっとひかれるときもあります。


でも、香りが五感の中で最も強く記憶に働きかけるというのは事実で、科学的研究も本当にすごいスピードで進んでいるし、医療現場でも活用され始めているのも事実。


今、THREEで香りをご提案させていただいているお客様は、「いい香りで気分がいいから」という理由でお選びいただいている方がほとんどです。「気分がいい」...そのきっかけが香りであることが、私たちはとても嬉しい。毎日をちょっと豊かに、そのお手伝いをさせていただいていることが、とても嬉しいです。


業界ではちょっと異端児かもしれませんが、これがTHREEと香りの付き合い方です。

SALON THREE

小さなサロンのためのWEB + 紙デザイン

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